社団戦2日目 自戦記「ナナメ棒銀不発」 内山あや
1局目は千日手になり、2局目は後手番になりました。仕掛けのところで失敗して少し悪くなったと思っていたので、千日手はありがたいと思いました。ただ、時間が私の方が少ないのが気になりました。
序盤は、先後が入れ替わっているだけでほとんど1局目と同じように進みました。
▲7六歩 △8四歩 ▲6八飛 △6二銀 ▲7八銀 △4二玉 ▲7七角 △3二玉 ▲1六歩 △1四歩 ▲6六歩 △3四歩 ▲4八玉 △8五歩 ▲3八玉 △5二金右 ▲2八玉 △5四歩 ▲3八銀 △4二銀 ▲6七銀 △5三銀左 ▲5六歩 △7四歩 ▲9八香 △6四銀 ▲7八飛 △7五歩 ▲6八金
〈29手目 ▲6八金まで〉
1局目と同様に、相手の金が6八に上がっています。少し珍しい形だと思いました。
△7六歩 ▲同銀 △7二飛 ▲6五歩 △7七角成 ▲同飛
〈35手目 ▲7七同飛まで〉
相手の金が5八なら、角を交換した後に8八に打ち込めますが、6八にいるので、△8八角▲6四歩△7七角成▲同金とされ、7六の銀が取れないのでうまくいきません。二度4六に角を打たれて、こちらは角を合わせるしかありません。
△5三銀引 ▲4六角 △8二角 ▲同角成 △同飛 ▲4六角 △7三角 ▲5七角
〈43手目 ▲5七角まで〉
でも、打った角を5七に引かれてこちらの角は死にそうです。この辺りで少し悪いかなと思いました。三度目の角交換から▲5五角と出られてこちらは△4四角と打つしかありません。
△5五歩 ▲7四歩 △8四角 ▲同角 △同飛 ▲6六角 △7四飛 ▲5五角 △4四角
〈52手目 △4四角まで〉
でも、これでは本譜の手順で飛車を押さえ込まれて悪いでしょう。
▲7五銀 △7二飛 ▲4四角 △同歩 ▲6一角 △7一飛 ▲8三角成 △9九角 ▲7二歩 △5一飛 ▲7八飛 △8六歩 ▲6四歩
〈65手目 ▲6四歩まで〉
▲6四歩に△同歩と取っていればまだ大丈夫だったかもしれませんが、対局中は完全に▲6五馬を見落としていました。中盤で悪くなった後は、チャンスがなかったと思います。
△8七歩成 ▲6五馬 △4三金 ▲8七馬 △6四銀 ▲同銀 △同歩 ▲8八銀 △同角成 ▲同馬 △1五歩 以下略
負けてしまったのは残念でした。でも、その後調子を崩さずに第3局、第4局を勝てたのは良かったと思います。
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